足や顔のむくみ解消にカリウムが効果的なワケ

むくみは、細胞と細胞の間に過剰に水分が溜まってしまうことで起こります。身体にある体液はミネラルなどを含み、その濃度は厳密に調整されています。濃度が低くても高くても細胞は生きることができず、この調整は生命維持にはかかせません。

ミネラルは身体に必要な無機質のことで、体内で作ることができない物質です。そのため食物などから摂る必要があります。身体に必須となるミネラルは16種類で、その中でも液体に溶けると電気を通すものを電解質といいます。

カリウム不足がむくみの原因

よくむくみ対策で耳にするカリウムですが、どういった物質なのでしょうか。カリウムはミネラルの一種で、液体に溶けるとプラスの電気を帯びる電解質です。なぜむくみ対策でよく耳にするかというと、ナトリウムという電解質と対になって水分バランスを調整している物質だからです。

カリウムは細胞の中に多く存在しており、その細胞内液の容量を調整しています。ナトリウムは細胞の外に多く存在しており、その細胞外液の容量を調整しています。カリウムとナトリウムの濃度の差は2:1で、細胞の内と外で濃度を一定にして水分バランスを調整しています。

基本的にむくみは、ミネラルバランスや血流、臓器の機能などに問題がなければ発生しません。過剰に水分を摂ったとしても、その水分は血液に含まれて腎臓に運ばれ、ろ過され、不要な分は尿として排出されてしまいます。むくみが発生するというのは、この循環がうまくいっていないことで起こっています。

うまくいっていない原因のひとつとして、カリウムが効果的に働いていない可能性があります。もし、カリウムがナトリウムに対して正常な濃度で存在しているならば、余分な水分はカリウムやナトリウムと一緒に尿として排出されて、むくみは発生しにくくなります。

ナトリウムは、塩分が濃い食事などをすると濃度が高くなります。みそや醤油など、日本人の食事では塩分が多い調味料もあり、ナトリウム濃度は高くなりがちです。カリウムも比較的どの食材にも含まれており摂取しやすいのですが、水溶性で調理方法によってはうまく摂取できていない可能性があります。もし、ナトリウムの濃度に対して、カリウムが不足している状態になってしまったら、身体はナトリウムの濃度を下げようと水分を保持して、結果むくみが発生してしまいます。

むくむくらいなら、ナトリウム濃度が高いままでもいいのではないかと思うかもしれませんが、細胞外液のナトリウム濃度が高いままになってしまったら、細胞は壊れてしまいます。カリウム、ナトリウムと水分の関係は、生命を維持するために必要な関係と言えます。

カリウムを意識的に摂取

ナトリウム濃度が高くなりやすいということは、むくみやすいということですが、そのむくみを解消するためにはカリウムを意識的に摂取することが効果的です。

カリウムは水溶性で熱にも弱い物質です。加熱調理によって30%近くのカリウムはなくなってしまいます。野菜や豆類、海草類に比較的多く含まれていますが、水に長くつけたりしてもカリウムは流れてしまいます。調理方法によって減りやすいカリウムですが、スープや煮物であれば、流れてしまったカリウムも汁として飲むことができるので比較的無駄なく摂取できます。

また、食事から摂取するのが難しい場合には、サプリメントで摂取するというのもひとつの方法です。サプリメントであれば、必要な量を手軽に摂取することができ、不足する心配もありません。むくみ対策サプリメントであれば、カリウム以外にも、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルも一緒に摂れるためバランスよくむくみ対策ができます。

厚労省「カリウム」(外部サイト)

厚労省「ナトリウム」(外部サイト)

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