着圧ソックスを選び方と正しい履き方

足のむくみを気にする人は多いですが、そんな時に手軽に利用できるのが着圧ソックスです。適度に圧力をかけることで、血液循環を促しむくみを解消してくれます。利用している人も多く、サイズや圧力、デザインなど様々なタイプの着圧ソックスが販売されています。

着圧ソックスは、もともとは医療用として使用されていました。下肢静脈瘤や深部静脈瘤血栓、リンパ浮腫などの予防として、足の筋力ポンプ機能をサポートするために考えだされました。その後、足を綺麗に保ちたいという女性のニーズと合い、一般的にも利用されるようになりました。

医療用の「弾性ストッキング」

現在でも医療用の着圧ソックスは存在しています。医療用のものは「弾性ストッキング」といって、市販の着圧ストッキングよりも圧力が強めに作られています。医師の診察が必要で、サイズや使用方法など医師の指導を受けて使います。

医師の指導を受けて使うものなので効果は出やすいのですが、圧力も強く作られているため安易に利用すると症状が悪化してしまいます。ネット通販などで購入できるケースもあるようですが、自己判断で勝手な使用はせずに、必ず医療機関へ受診して、医師の指導のもと使用するようにしましょう。

選ぶポイントは、自分に合ったサイズと圧力

様々な着圧ソックスが販売されていますが、選ぶポイントはサイズと圧力です。

特にサイズはとても重要です。着圧ソックスは、血液循環を促すために必要な圧力を計算して作られています。サイズが自分に合っていないと、効果が期待できなかったり、圧力が強すぎてかえって血液循環を阻害してしまうケースもあります。

購入する際は、パッケージに足首周囲や身長などの参考サイズが記載されているので、きちんと自分のサイズを測定してから選ぶようにしましょう。

圧力の強さもソックスによって様々ですが、基本的には足首が圧力が高く、上に行くほど圧力は下がる作りが正しい着圧ソックスです。足首からふとももへかけて圧力を変えることで、圧力が高い方から低い方へ血液を流すよう作られています。

きちんとどの部分にどれくらいの圧力がかかっているか確認して、ただ締め付けるだけのソックスを購入してしまわないように気をつけましょう。目安としては、足首が20~30hPa以下、ふくらはぎが10~20hPa以下、5~15hPa以下のものが一般的です。

最終的には、着用してみて自分に合ったサイズや圧力か判断しましょう。着用している中で痛みや冷えを感じるようであれば、サイズや圧力が合っていない可能性もあります。そのまま着用を続けるとかえって血流を阻害しむくみを悪化させてしまうこともあります。

履き方と着用時間

着圧ソックスは、基本的に伸縮性に乏しいものが多く履きにくいのが特徴です。履きにくいからといって、力任せに乱暴に着用してしまっては、正しい場所に正しく圧力がかからず逆効果となりかねません。足首から順番にシワを伸ばすようにゆっくり着用してしっかりと正しく着用するようにしましょう。

また、むくみを解消したいからといって長時間、着圧ソックスを履き続けるのは逆効果な場合があります。あくまでふくらはぎの筋肉ポンプを助けるものであることを理解して、着用時間を決めて使用するのが効果的です。就寝時に使用する場合も、就寝時用の着圧ソックスにするなどして、過度の圧力がかからないようにしましょう。

着圧ソックスは便利で手軽なむくみ解消グッズではありますが、本来はふくらはぎの筋肉の働きによって血液循環が行われます。時には着用しない時間を作ることでふくはぎの筋力ポンプを活用し、血液循環の機能を低下させないようにすることも大切です。

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