腎臓に負担をかけるとむくみの原因に?むくみと腎臓の関係とは

むくみは、スタイルにも影響を与え、気にしている女性は多いものです。朝の顔が腫れていたり、夕方足がパンパンになったりしますが、そもそもむくみとは何なのでしょうか。むくみは、皮膚の下に余分な水分が溜まって腫れている状態です。通常、人は細胞と細胞の間に水分がありますが、そこに必要以上に水分が溜まってしまうことでむくんでしまいます。

身体の水分は、細胞を守ったり電解質の濃度を調整したり栄養分や老廃物の受け渡しを助けたり、人が生きていく上で重要な役割を担っています。身体の6割は水分でできており、人にとってなくてはならないものが水分でもあります。水分は血液の中に含まれ身体全体を巡り、必要な栄養素を受け渡したあと不要な水分は老廃物と一緒に血液に回収されます。その行きつく先に腎臓があります。

日本腎臓学会」(外部サイト)

腎臓と身体の水分

腎臓では、血液をろ過し再吸収することで不要な水分や老廃物を尿として尿管へ送って排出させています。ここで必要以上の水分があれば、通常は尿として排出されます。体液の濃度はとても重要で、少しの変化でも細胞は死んでしまいます。その濃度変化の情報をホルモンなどで受け取り、血液中の水分やカリウム、ナトリウムの量などを調整しているのも腎臓です。

腎臓疲れがむくみの原因かも

腎臓は身体にとって重要な働きをしており、腎臓が疲れてしまうと身体の様々なことに支障が出てきます。水分の循環にも大きな役割を持っているため、腎臓が疲れることでむくみも発生してしまいます。腎臓の機能が低下してろ過がスムーズに行えなくなることで、尿の排出がスムーズにできなくなり、体内に老廃物や水分がたまってむくみやすくなるのです。その状態が悪化すると腎不全となり、尿毒症になってしまうこともあります。

また、腎臓でのろ過に障害が起きることで、通常は血液内にとどめておくタンパク質もろ過され尿として排出されてしまい、低タンパク血症となることもあります。血液内のタンパク質が低下すると、水分を保持することが困難となり血管の外へと流れむくみが発生してしまいます。

腎臓を疲れさせないために

腎臓から発生するむくみは、スタイルが崩れるという問題だけでなく、健康面でも重大な問題となる可能性があります。腎臓は、肝臓と同様「沈黙の臓器」と言われ、変化や異変に気がつきにくい臓器です。日頃から腎臓を疲れさせないようにすることが重要です。

まず気にしておく必要があるのがストレスです。ストレスが溜まると、活性酸素が増えることで血液がドロドロになってしまいます。その血液をろ過することで腎臓が疲弊してしまいます。ストレスを溜めないというには現代社会において難しいことかもしれませんが、自分なりのストレス発散方法を見つけて活性酸素が増えすぎないように心がけるといいでしょう。

アルコールについても注意が必要です。アルコールは分解に水分が必要になる上、利尿作用により必要以上に水分を尿として排出してしまいます。身体が脱水状態となることで血液がドロドロになってしまい腎臓でのろ過に負担がかかります。アルコール自体は利尿作用があり、たくさん摂取しても尿として排出されてしまうため、アルコール以外の水分もとることで血液の状態を良くし、腎臓への負担を減らすことも必要です。

塩分の過剰摂取に要注意

塩分の摂取についても注意が必要です。味付けの濃い食べ物も多く、知らずとナトリウム濃度は高くなりがちです。ナトリウムは過剰に摂取することで体内のバランスがとれなくなり、その調整で腎臓にも負担が生じます。また、ナトリウムの調整で水分を余分にためこみやすくなり、むくみが発生してしまいます。

厚労省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」(外部サイト)

対策としてはカリウムを意識的に摂取することです。ナトリウムはカリウムの濃度と密接な関係があり、カリウムを摂取することでナトリウムとのバランスをとることができ、余分な水分とナトリウムはカリウムと一緒に尿として排出することができます。

カリウムは様々な食品に含まれており摂取しやすいミネラルですが、サプリメントなどを使うことで比較的簡単に摂取することができます。むくみ解消サプリメントなどは、カリウム以外にも身体に必要なミネラルが配合されており、バランスよく摂取できるのが特徴です。腎臓は左右に2つあり、比較的余力をもって働く臓器ではあります。しかし、ストレスが多くかかることで疲弊し、むくみが発生したり、老廃物が溜まり健康を阻害してしまいます。腎臓をいたわることで、むくみを予防し健康な身体を手に入れましょう。

厚労省「カリウム」(外部サイト)

厚労省「ナトリウム」(外部サイト)

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